【講師ver】No.9 内発的動機付けと学習意欲

おはこんばんにちは、高田教室長をさせてもらってます田ノ上です。

 

レポートといえば大学で提出するものをイメージしますが、調べてみると「報告書」って意味らしいのでここでは読みやすさと分かりやすさを重視したものにしたいと思っています。硬い文章を期待されていた方、ご了承ください。

 

 

論文内容(抜粋)

 

〇外発的動機づけと内発的動機づけの差が厳密に言えない

=対立関係でもあり、併存関係でもあるとできる

 

〇論文作者のいう内発的動機付けとは

 =自己目的的な学習の生起・維持過程にある。特徴としては熟達指向性と自律性がある。ただ、その特徴はなくてもいいものである。

 

〇論文作者のいう外発的動機付けとは

=外的に存在するものによって意欲が引き起こされるという性質を持つ。競争、褒められること、何か報酬をもらう、恐怖政治などが具体例として挙げられる。

 

〇コンピテンスの概念とは

 =達成感や自己肯定感だけではなく、環境も動機付けには影響を与えるというもの。

 

〇人が学習する要因(樋口理論)

課題思考 課題を達成していくこと

能力思考 他との競走、自分の強さを示したい

友人承認思考 友人を認め、自分を守る

成人承認思考 上の人を認め、自己承認をあげる。親や担当講師

 

〇人が学習する要因(市川理論)

充実思考 その勉強自体が面白い

訓練志向 頭を鍛えるため

実用志向 仕事や生活に活かせる

関係志向 他者につられて

自尊志向 プライドや競争心

報酬志向 報酬を得る手段

 

〇内容・状況・自己のこだわりを出発点にして学習意欲が発達する過程でその学ぶ内容や行為に価値を見出すようになり、意欲のあり方が人格形成の方向性を志すようになる。

=それが、「問い続ける姿勢」「社会的・文化的価値の内面化」「自己評価の絶対基準の確立」へと派生を遂げる

 

〇コンピテンス動機づけはいずれの学習意欲の背後にも存在している

 

〇自尊心を求めると同時に自己を高めようとする傾向がある。さらにそのために自分の能力を高める。=自己必然的学習意欲が内容必然的学習意欲へと統合される

 

〇外発的→内発的なものへの移行は「重要性」の認識が大きな役割を果たす。

→好きでもない職業に就きお金を稼ぐ。その理由は家族を持っているおり、それらを養う「重要性」があるから=働く動機が生まれるみたいな?

 

 

 

総括

そもそも人間の学習への動機は1つで片づけることができないということですね。

 

この論文作者は、様々な人の動機付けや学習意欲への理論を提示してましたが、

 

結論としてはまだ研究が必要であり、わからないことが多いというものになっていると。

 

 

 

生徒に置き換えて考えてみた場合、どうでしょうか?

 

例えば、自分の担当生徒が「やる気」になってくれないあるあるの状況。

 

今回の論文のどの部分に注目をして生徒の「やる気」を考えるでしょうか?

 

その子にとって勉強自体が楽しいのか?

 

褒められたい一心で勉強をするのか?

 

誰かに勝ちたいから勉強するのか?

 

何かをもらうために勉強するのか?

 

どれも勉強するにあたって立派な動機だと思います。

 

 

まずはね。1つから。これがどんどんどんどん増えていったらおのずと自発的に勉強するようになりますよ。ToDo以上にやってくる生徒。あれですあれ。それが内発的な動機になったりしてるんですけどね。

 

じゃあね、それが作られる。はたまたその子がヒントを話してくれるような環境づくりをできてますか?って話にもなりますね。環境も動機付けには大事だったはず。

 

その環境を作るのは今やもう、2・3回生勢。はたまたこれから頑張ろうとしてくれる1回生達であったり。。。

 

それだけね。自分の発言や行動には責任は伴いますよ?

 

先に言っておきます。大変です。

 

「なんでやねん」って思うこともあります。

 

だからこそ「やりがい」も感じられるんかなって自分は思います。

 

 

 

 

生徒のことを第1に思えるように。

 

 

 

それを目的に動けるように。

面談が良くなるように。

生徒にPRELEを楽しいと思ってもらえるように。

「自分たちの時代のPRELEが良かった」じゃなくて「自分たちの時代もよかったけど、今年も同じくらい良かったな」って言えるように。

 

 

その積み重ねのあるPRELEを現生徒や未来の生徒にも伝えていけるようになればいいね。

 

 

目の前の生徒を幸せにするためにも。

自分のなりたい自分に出会うためにも。

それを見つけた時に頑張れるようになるためにも。

 

 

 

 

 

みんなでがんばってこー。おー――。

 

 

 

 

 

 

以上。

 

 

p.s.

なんかレポートは苦手で結局いつもの感じになっちゃいました笑