【講師ver】No.10 おかしゅうの成長 ~大学受験と学歴~

大学受験と学歴

 

  1. はじめに

講師の私たちは大学受験をどのように感じ、どうやって生徒にやらせて、生徒が乗り越えていく未来をみるのか。また、「学歴がある」とはどの大学のことを指して、学歴があることでどんなメリットがあるのか。今回の題である「大学受験と学歴」という言葉から非常にたくさんのことが連想できる。ただ、私たちはどこまで大学受験や学歴に対して深ぼったことがあるのだろうか。もし自分の頭の中ですぐに答えが出てこないのであれば考えるべきでしょう。なぜなら、大学に合格させることが塾としての役目の一つだから。そもそも私たちが大学受験に対して、学歴に対して「これ!!!!!!」と言えるものがなければ自信満々に生徒に受験を語るのは違うように思える。そもそも語ることが難しく、不安定な言論が生徒を不安にさせてしまうかもしれない。

 考えを深めて自分の中で軸を形成し、軸に沿った考えを繰り返すことがPRELEで成長していくための一つの方法である。その手段として論理的な面と感情的な面で大学受験と学歴について深めていく。

 

  1. 論理的な視点での大学受験と学歴

 

大学受験をする理由

研究したい                 

親に言われたから

就職するため

友達がいるから

目的なし

人生経験になる

・努力

・思考(悩み)

・目標を持てる

・自走できる

目的探し

遊ぶため

彼女作り

大学の見た目が好き

(大学に行く前提 →・近いから・安いから)

楽ができそう                      

有名な先生の授業をとりたい

大学生活というものへの憧れ

 

〇学歴がいる理由

社会的信用があるから

信用度が違う

給料が比較的高い

自信の肩書になる

選択肢が広がる

・大学院

・職種

・企業就職

・留学

友人、知り合いが増える(交友関係が広がる)

マウントをとれるから

優秀な人と交友できる可能性が高いから

就職

世間体

・マウントをとれる

・プライドを保てる

環境がいい

 

進学校だから

 

「年収と学歴には因果関係はないが、相関関係がある

 

親の収入が高いほど大学進学率は高い

 

世帯所得が高いほど、児童の学力も高い」

→失業、低学歴、低技能、家庭環境、貧しさ、知識がないことなどが関係

 

→過去の経験が影響している。

 

→子供にある程度豊かな生活を与えられる、自分が生活するためには収入が高い方が良い。

 

 

大学に行くと

・選択肢が広がる。

・社会の歯車としてルートが用意されている。→楽

・交友関係の輪が広がる

→就活、テストの情報戦に勝ちやすくなる

・高卒や専門卒より平均的に収入高い

・生活環境を変えられる

→家事、遠出、上下関係、旅行、サークル

・自由と責任を学べる

学歴があると

・学歴がない人より、質の高い人が集まる可能性が高い

・質→努力が出来る、経験値が高い、知識が豊富、自信がある

・選択肢が広い

→企業にエントリーシートで落とされない、なりたい職種へのサポートが手厚い

・人脈が広がりやすい

→社会的信用がある

 

 

現代的世俗主義の日本人

→現代に生きる日本人が多く選んでいる生き方

(例) よりよい学歴を目指す、よりよい職業に就くことを目指す、よりよい収入を目指す、他人より少しでも優位に立つことを目指す。 引用(日本を支配する「世間体」。同調圧力、イジメ、ハラスメント……私たちの生きづらさの正体とは!?|光文社新書 (kobunsha.com))

 

他人の目を気にすることが日常の生活面から現れており、学歴においても然りである。

高校、大学を偏差値分けしていたり、学歴フィルターのような企業での人員厳選をしたりしている。

→実際、大企業では五千人規模の人の中から数百人しか内定を出さない。五千人の中から数百人の内定者を見つけようとすると途方もない時間やお金が必要であることから「学歴」という一種の選択要因を使うことで楽に分けられる。

学歴が低いより高い大学生から内定を多く出す理由は、学歴が高い方が努力できるし、なにかしら技術を持っている可能性が高い人を見つけやすいからである。

レア度が高いキャラがでやすいガチャに似ている。

努力しないと入れないから努力できる人が多いのではないかというステレオタイプと実際、外部試験などで成績を高くとっている人が多いから優秀な人が多いという論理的な思考がある。

 

結論

日本を含む先進国ではメディアの必要以上な煽りや、偏差値や、学歴フィルターのような人を差別化することを人々に植え付けていることから学歴や大学に行くことが良しとされている。

しかし、冷静に考えてみれば大学に行く行かないの選択肢は人それぞれであり、やりたいことも人それぞれ。

世間体を気にしない、やりたいことが決まっているのであれば学歴は必要でないし大学にもわざわざ行く理由はない。逆に、世間体を気にして、やりたいことがないのであれば選択肢が広がる、学歴が高い大学に行き4年間人生について見返すチャンスを得られればいいと思う。

 

  • 感情的な視点での大学受験と学歴

 勉強においての感情 27種類

 

誇り プラス

感動 プラス

喜び プラス

希望 プラス

満足感 プラス

安心感 プラス

熱狂 プラス

賞賛 プラス

感謝 プラス

くつろぎ プラス

崇拝 プラス

 

ストレス マイナス

怒り マイナス

退屈 マイナス

罪悪感 マイナス

苛立ち マイナス 

悲しみ マイナス

憎しみ、嫉妬 マイナス

絶望 マイナス

不安 マイナス

落胆 マイナス

妬み マイナス

 

娯楽 プラス

 

驚き マイナス、プラス

同情 マイナス、プラス

屈辱 マイナス

恐れ マイナス

羞恥心 マイナス

嫌悪 マイナス

 

引用(感情の表現形式による分類.pdf)

→コピペして検索してください<(_ _)>

※プラスとマイナスの区別は独自の視点でし、勉強においてマイナスが多くイメージできるものにはマイナスに振った。

 

プルチックの感情の輪

→感情が連続で表れにくい。対局の感情はより表れにくい

→感情が一つ出ると、他の感情に切り替わるのに時間がかかるし切り替えが難しい。

 

例えば5大感情と呼ばれる「楽しみ・嫌気・悲しみ・恐れ・怒り」の持続時間はそれぞれ35時間、0.5時間、120時間、0.7時間、2時間

→ネガティブな感情は持続しやすい

 

↓感情の持続時間調査

https://th.bing.com/th/id/R.34ee2059027107d44bab1e0ee55f98fb?rik=OVyVb%2fNE%2bPwI%2bg&riu=http%3a%2f%2flivedoor.4.blogimg.jp%2fkarapaia_zaeega%2fimgs%2f5%2fd%2f5d3b5c1f.jpg&ehk=6CX0zfYCMMt%2b85yGjVbcpF%2bcbX%2bkVGFQtWzVmAb5soc%3d&risl=&pid=ImgRaw&r=0&sres=1&sresct=1

 

感情で人は動ける →一目惚れで「好き」

 

「好き」感情→付き合いたいの目標を持つ

 

仮説

感情があれば自然と自己解決に向けて行動ができるのではないか

 

→感情動機と呼べる

不安 マイナス感情

→知識を得ていないことから、本当にうまくいくのか、正しいこと(not不正)をしているのか、動けない

 

楽しい プラス感情

→知識ある、うまくいきそう、結果でる、行動できる、のサークル

 

勉強において、

取っ掛かり感情 信頼、楽しそう、恐れ(不安)

変化をする時感情 ワクワク感、冷静、焦燥、困惑、恐れ(不安)

結果が出そうな時 称賛、興奮、面白さ、困惑

結果が出る時感情 達成感、渇望、(娯楽)、満足感、面白さ

成績が低迷、伸び悩む時感情 飽きる、嫌悪、恐れ、嫉妬、懐旧(昔はよかったな〜)

 

→勉強において行動できないときはマイナスの感情が多く、プラスの感情が少ない

 

マイナス感情を取り除くことが行動につながるのではないか

逆にプラスの感情を増やせばいいのではないか

 

  • マイナス感情対策法

→なぜ、どのように、何をする

ゴールデンサークル、検索質問、掘り下げて考えられる

 

Why(なぜ)で

コミュニケーションの目的が明確になる

 

What(何を)で

コミュニケーションの構成要素が分かる

 

How(どのように)で

コミュニケーションの取り方、方法が見えてくる     →引用(地頭力のココロ(1)~問題解決ピラミッド・・・「Why→What→Howで考える」~ - るいネット (rui.jp))

 

話し方も大事(やや論理的で技術的。感情を話すための手法)

 

他の5W1Hは限定質問、ハード情報を集めて、関与する、共感する

 

そのためには、自己開示、自分の弱みを見せる、先に自分のことを話す(返答性の法則)

 

→すぐにはできないことなので、長期的に「対象の人」について深掘り、想定、仮説と検証を雑談で繰り返す。

自己開示や、弱みを見せて相手の情報を引き出すのと、自分への興味(プラスの感情)を持たせておくのが大事。

感情論(少し論理)を話しても、割り切られてしまう可能性が高くなる

 

結論

人と人、お互い情報をもっていることを前提に、感情的になるには「対象物、解決したいもの」に対して時間をとる、考える、意見を聞く、知識を得ている必要がある。

そうすれば、論理と感情を交えて自己解決へ迎える

 

論理だけでは人は動かないし、感情だけでは何をすればいいか分からない

→例えば、関関同立に合格するために3年生4月から2月までに約2000~3000時間必要。

産近甲龍より関関同立の方が高学歴と呼ばれ、大学に目的がない人にとっては関関同立を目指すほうが合理的。ただ合理的に感じていても動かないのはなぜ??と考えるとなんとなく理解できるのではないか

 

4. 論理と感情の結びつき

 理解できるレベルに合わせて論理を説明し、感情を動かせる人になっておき、論理と感情を同じタイミングで実行する。

 

論理がいき過ぎると、感情的になるにはレベルが離れすぎることで自分事に捉えられない、よく理解できないから実行できない、感情を動かす人に対して不信感を抱く。

 

感情を動かせる人になっておかないと、論理の説明を聞かない、感情的になれない(知らない人に怒りがわかないのと同じ)、マイナス(疑心暗鬼)の感情が働きやすい。

※ただ、感情はプラスだけでなくマイナスを動かすことでも可能。感情は動くと柔らかくなり、プラスにもっていきやすくなる

 

☆論理と感情は補填的ではなく、両者成り立っていてかつ同じレベルにいないといけない。

⇒タイミングを合わせることで最強の力が発揮される

 

  1. 岡田が大学受験を通して学んでほしいこと

 

学んでほしいこと1

自分で目標(意志)をもって選択肢を選び、行動、解決、視野を増やすことが出来るようになる

 

やることの大まかな例

点数目標

大学に合格する→模試で点数を取る→定期テストで点数をとる→小テストで点数を取る→面談時の目標点を達成する→todoをこなす

 

状態目標 in prele

最終目標  一人で問題発見→原因分解→計画立てる→行動、実行を出来る (点数目標に準じて)

 

HRを勉強に落とし込む

HRの内容を必要だと理解して実行し、発展させられる

⇒ループが分かる、目標からの逆算が出来る、したいことやしないといけないことが分かる

 

文章で表すと、、、

→大学生以降で、壁(しないといけないこと、難しいこと、嫌なこと)に躓いた時に目標(意志)を持って選択肢を選び、行動、解決、視野を増やすことが出来るようになる

⇒自足できるようになるので将来に希望や夢を持てて、楽しさを見出せる。

端的に言うと誰もが考える優秀な人材になれるし、そのこと(正しくはやっていること)に自信を持てる。

 

学んでほしいこと2

冷静な頭(知能)と情熱のある感情を持ち、精神的成長を感じる。

論理的になぜできて、どのようにやって、なにをするのかという明確な目標を設定し、達成する。

⇒冷静な頭

 

点数を取るため、誰かと競うため、誰かと一緒に同じ目標を目指す、傷のなめ合いではなく意見交換。  大学受験を通してなにかにガチになれる(対象は人、モノ、学歴、大学など)

⇒情熱のある感情

 

いままでの自分なら出来ていなかった、すぐに諦めていた、自信がなかった、人の考えに憧れだけを持っていた→競う仲へ、意志が強くなった。

⇒精神的成長を感じる

 

学んでほしいこと3

大学受験を通じての圧迫感と気持ちの変化で成長

圧迫感によって夜眠れない、涙が出る、友達や講師と話すと心が安らぐ、先生講師親からの期待、人の言葉に敏感になる、周りの受験生の圧迫感、必死感

 

気持ちが変化する出来事が多いので、気持ちの変化量がいつもより多い

気持ちの変化はプラスにもマイナスにもどちらにも大きく振られる。

定期的に気持ちが振られるので維持(退化)になることはない→諦めてもその選択はプラス(感情は大きなマイナスなので大きなプラスになる可能性がある)

 

例、めちゃ仲の良い友達から犬猿の仲なってしまう。好きじゃない子に告白されて好きになる。

 

→大きく人が成長できるチャンスが眠っている。

 

大学で思考力、判断力、表現力が必要と言われる

〇つけてほしい力 ブレスト 

 

継続できる力

計画を練りこめる力

原因分析ができる

成長を体感する力

逆向から乗り越える力

計画を立てられる

楽しみを見出せる力

自己肯定感

目的をつくる

這い上がっていく力

目標を作れる

時間を作る力

手を抜く力

行動力

集中する力

情報を集める力

逃げ出さない力

選択する力

出来るようになる力

実践する力

自分を信じる力

人と関係を築く

思考をする力

コミュニケーション能力

日頃から考えて動ける力

分析する力

成功体験

推測力

解決策が自分で見いだせる力をつける力

安心する力

問題発見できる

最後まで努力する力

 

 

  1. 終わりに

 今回は論理と感情の2つに分けて「大学受験と学歴」を深ぼってみた。言葉だけで見ると納得できる部分が所々あると思う。しかし、全体的に論理的なことが多く現場(PRELE内)で使うとなると臨機応変に対応したり、経験がものをいったりする場面が多々あると思う。この論理を頭に入れていても実践しないと意味がないということだ。→もしくは本当の成長に繋がらない。

今回の機会を通じて、原点に立ち返り、思考と行動を日々繰り返すことの意味をより具体的に理解でき、再確認することができた。ただここで一つまた考えないといけないことがあって、論理と感情だけではなく他の視点(大きくメタ認知)を身に着け、多方向からの見方と理解を深めていく必要があると感じている。ぜひ皆さんの意見をききたいと思う。